再び、天外伺朗さんの「五十歳からの成熟した生き方」

年末に、去年読んだ本の中で印象に残った本として、梅田望夫さんの「ウェブ時代をゆく」と共に紹介した、「五十歳からの成熟した生き方」から・・・。

五十歳からの成熟した生き方―スピリチュアルな成長へのいざない

五十歳からの成熟した生き方―スピリチュアルな成長へのいざない

「人生の達人」とは「大河の流れ」が見える人の節の中で

 多くの人は、楽々と泳ぐ方法を探し求めている。(中略)そもそも、泳ぎが上達するには、「上手な泳ぎ方」という本を何冊読んでも役に立たない。実際に水の中に入り、水の流れを感じ取り、浮くということを信頼して、体の力を抜かなくてはならない。一応泳げるようになってから、さらにいっそう力を抜いて流れに身をゆだねると、今度は河全体がどう流れているかを感じられるようになる。おそらく「人生の達人」とは、そんな大河の流れがはっきり見える人のことをさすのだろう。
 もちろん、ここでいう「人生の達人」というのは、社会の成功者のことではないし、競争を勝ち抜いて富や名声を得た人のことでもない。(中略)「人生の達人」は戦わない。ゆったりと、力を抜いて泳ぐ。・・・・・

心に修羅が見えるからこそ、こんな生き方にあこがれる。
この後に、「人生の達人」はすべてを受け入れ、感謝し、人生の糧とする。と続く

流れに逆らい奮闘している自分が見える。
明日こそ、浮くということを信じて、力を抜いて そう、そんな一日を・・・。