さようなら、こんにちは河合隼雄さん

考える人 2008年 02月号 [雑誌]

考える人 2008年 02月号 [雑誌]

今年、初めてじっくり読んでいるのが、河合さんの追悼号の雑誌「考える人」
題名の通り正に河合さんとの新しい出会いのような気がしながら読んでいる。

カウンセリングとは、いってみれば言葉によって心を語り、心によって言葉をあらわす営みである。・・・・

谷川俊太郎さんとの対話編「魂にメスはいらない」の解説にこんな一文を見つけた。
言葉によって心を語ることは難しい。心いっぱいに広がる思いを言葉にしてみて、数行に収まってしまうのを見ると違うと思うことがある。こんな簡単に言い切れるものでないと思いつつ、ふとその言葉ではなく、心の前にたたんずんでしまう。そして、じっとその心を味わう。受身ではなく、この味わいを伝えられるような「生き方」を今年も心がけてみたい・・・・。