肩胛骨は翼のなごり

肩胛骨は翼のなごり (創元推理文庫)

肩胛骨は翼のなごり (創元推理文庫)

あの宮崎駿氏推薦⇒ぼくは大好きです。おすすめ。と帯に書かれていた。
訳者のあとがきに

本書は、人間にも翼があったのかもしれない、という気持ちにさせてくれる。もしかすると、また翼が生えてくるかもしれない、という気持ちにさせてくれる。もしかすると、いまも翼をもつ者がいるかもしれない、という気持ちにさせてくれる。

「翼」という言葉を、おとぎ話の世界を自由に翔び回ることのできる「純粋で無垢な心」と読み替えてみる。主人公の少年と少女の背中に翼が見えるように、この本を私に薦めてくれた夫は、私の背中にも時々翼をみるのではないだろうか。そして、私も、夫の背中に翼をみる。