河合隼雄さんの「働きざかりの心理学」と梅田望夫さんの「ウェブ進化論」
今日、仕事場のランチタイムにブログを書いていることを話題にしてみた。
すぐアクセスしていただいたようだ。
一番若い方で、1963年生まれ、まさに「働きざかり」
そこで、何度か読み返した河合隼雄さんの「働きざかりの心理学」を紹介しようと思いたった。
以前よく自己嫌悪におそわれた。
すなわち、他人を攻撃して自らを省みない人は、自己嫌悪に陥ることがない。これに比して、少なくとも自己嫌悪する人は、自分の欠点に気づいていることを示している。しかし、ここで大切なことは、それは真の自己認識や自己洞察とは異なっているということである。(中略)このように考えると自己嫌悪は避けようとするよりも、むしろそれに向かってゆき、突き抜けるつもりで、ぶち当たってゆくと自己洞察につながるものであることが解る。(中略)自己嫌悪に襲われず、他人ばかり攻撃しているようでは、成長も発展も期待できないというべきであろう。
こうした内容にふれて、ずいぶん救われた気分になったものである。突き抜けたのか、成長が止まったのか、最近はあまり自己嫌悪に襲われなくなったようだ。
- 作者: 河合隼雄
- 出版社/メーカー: 新潮社
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こちらは、去年から売れ続けている本でもあり、いろいろな切り口があるのだが、今日、自分のブログを話題にしたという切り口から、
組織と個とブログ(信用創造装置・舞台装置としてのブログ)という節から紹介してみたい。
ブログという舞台の上で、知的成長の過程を公開することで、その人を取り巻く個と個の信頼関係が築かれていくのである。
名刺を渡すかわりに、ブログのURLを渡す時代が来るのではないだろうか。
- 作者: 梅田望夫
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